副業による確定申告が必要なケースとは

副業において、確定申告が必要となるのは、「所得が20万円以上」である場合です。

ここで、ポイントとなるのは、20万円以上となるのが、「収入」ではなく「所得」である点です。「収入」と「所得」の違いはどこにあるのでしょうか。「所得」とは、売上から経費や控除を差し引いた金額のことです。例えば、収入（売上）が100万円で、経費として10万円がかかった場合、所得は90万円ということになります。これは、所得の態様としては、給与所得（給料や賞与などの所得）を想定したものですが、これが基本的な所得の考え方となります。

もっとも、所得には、様々な種類があります。雑所得や利子所得、配当所得、不動産所得等、合計10種類の所得の態様があり、それぞれ所得の計算方法が異なるので、自分が得ている所得がどの態様であるのか確認することが大切です。そして、収入と経費の計算のために、副業に関わりのありそうな領収書は保存しておくことも重要といえます。

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